肉村

肉村 in the House

私のポキ解放日誌

Last Christmas, I gave you my……….

Marineです。

 

突然なんですが、なんか「櫻井有吉アブナイ夜会」か何かで、ディーンフジオカが都内のベトナム料理屋で大好物の牛肉のフォーを食べまくり、最も理想的なフォーを見つける、みたいな企画ありましたよね?

バラエティの常識などないディーン

9月にアメリカ、それも海鮮が比較的美味しい地域、に引っ越したんですが、山のような段ボールを開封している間にふとそんな企画があったことを思い出しました。なので私もポキ(※)界のディーンフジオカとしての地位を確立すべく、自分の今住んでいる地域の美味しいポキ屋を片っ端からレビューしようと思い、ここ3ヶ月ほど記録を続けていました。記録を始めた当初は年内最後のブログをポキ日誌にするつもりだったのですが、ローカルなお店に通い詰めている事もあり、自分の位置情報が不特定多数に知られる事をあまり自分が好まない事にも気付いたので、やめました。結論だけ言ってしまえば、3ヶ月でチェーン店で売られているポキ含め、15種類くらいのポキを食べました。一番美味しかったのはとりあえず「本場の味」を謳うポキを買った上で、その後自分でちょっと醤油とごま油で味付けし直したものでした。

※刺身を小さくカットしたものを醤油や食用油をベースに作った調味料に漬け込んだ、ハワイのローカルフードのこと。醤油やごま油のバランス、そして玉ねぎの量やマグロの他に海藻を入れるか否かなどによってお店のカラーが分かれ、味にも違いが出てくる。

 

2023年はTL DIVAsと沢山遊んだ年でした。基本は「1人が一番楽しい」を体現している日々ですが、気の知れた友人と話を交わす事で得られるエネルギーがある事、気の知れた友人以外とのジャブのような会話がずっと続く空間は疲れてしょうがない事、くだらないドラマを見る時間が自分には必要不可欠である事も分かりました。最近、自分が心から必要としているものとそうでないものがちょっとずつ分かってきた感覚があります。今住んでいる地域には2時間かけて移動しても1500円で映画を一本見られるミニシアターは一つもないし、松屋だってないんですが、そこで私は、自分が本当に感じている欲望と、刷り込まれてきた欲望の境目を初めて炙り出している。このプロセスが今の自分にとってはすごく楽しいです。だから誰も見てない未確認飛行物体のようなドラマを1人で最後まで完走して、「なぜ北村匠海はまだヤクザに潜入捜査する若い警官の役をやっていないのか?」という問いに1人頭を悩ませているのですが。向井理が「確変」ゾーンに入ったのだって、『パリピ孔明』に始まった事じゃなくって、『ウェディング・ハイ』からですからね?

movies.shochiku.co.jp

 

あと、これは非常に自慢したい事なんですけど、ずっと「金城武の顔が好きだ」と事あるごとに言い続けていたら、久々に会った友人が金城武の短編集DVDをプレゼントしてくれました。その上、私はその友人に阿佐ヶ谷姉妹のアクリルスタンド(ひとつ頼んだはずなのに、2対届いて、困惑していた。阿佐ヶ谷姉妹が家に2対いるのは流石に多かったので)をプレゼントしたので、金城武阿佐ヶ谷姉妹を交換するという奇跡も起きました。

友人から貰った金城武の短編集DVDと、令和の金城武こと板垣瑞生くん

それから。実は今年の4月からPodcastをやっています。番組名は『Ghosts in the city』です。井戸端会議的なくだらない話と、都市特有の匿名性を大事にしたくて、この名前をつけました。初めはオムニバス形式で私Marineが毎週違う友人と喋る、私1人が回す『ハナシはこれから』的な番組形式を想定していたのですが、私の交友関係の狭さ・電話嫌い・人と予定を立てるのが下手すぎる性分・それから一度話すと長時間話し込んでしまう癖が相まって、開始早々に企画倒れしました。今は月一の収録で一度に4時間喋って、それを一時間ずつに分けた音源を一ヶ月かけて配信している、奇妙な形態になっています。ジャンル:パフォーマンスアートになってるんだけど何?

Ghosts in the city

Ghosts in the city

  • Marine
  • パフォーマンスアート
  • ¥0

podcasts.apple.com

Podcastを始めた理由は、4月の時点でアメリカに引っ越す事が決まっていたので、単純に日本からアメリカに持っていけるものが欲しかったから。あと、今になって考えてみればこちらの方が重要なんですが、Twitterをやめてもインターネットで知り合った人々やそうではない友人との繋がりを保つ努力をしたいと思ったからです。正直に言って、飽き性の私が人との会話で成り立つコンテンツをここまで長く続けられる自信がなくて、12月まで続けられていたらこのブログで言おうと思っていた程だったのだけれど。今年の8月に完結した漫画『違国日記』の最終巻にある台詞のお陰で、「続けよう」と決心がつきました。細い糸のような繋がりでも良い。「ちょっとお茶でも飲みながら話をしない?」と縁を繋ぎ止めておく努力をしたいと思えるような交友関係をTwitterをやっていた数年のうちに築けた事が自分の財産になっていると思います。Twitterは11月ごろにやめました。

 

俺は決めたんだ、俺は俺の『インターネット・ラヴ!』をやるってね……

qpptokyo.com

ではまた、会える時までお元気で。

 

P.S.

皆さんは、ミーンガールズが新しく映画になって2024年の1月に帰ってくる事はご存知でしたか?

アンドロイドは毎日忙しい夢を見るか?

 

24/7(논 매일) - PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEパート振り分け(原曲: DKB)です。

 

youtu.be

 

 

渡邉廉

넌 매일 바쁘잖아 내 맘을 흔들어 놓고

君は毎日忙しい 僕の心を揺さぶっておいて

 

내 맘이 너무 아프잖아 Woo girl (Woo girl)

僕の心が痛すぎるよ Woo girl

 

넌 매일 바쁘잖아

君は毎日忙しい

 

내 속을 태워놓고

僕の心を焦がしておいて

 

날 가둬놓고 넌 매일 매일

僕を閉じ込めておいて 君は毎日毎日

 

小波津志

Baby 넌 나의 하나뿐인 One and only

Baby 君は僕のたった1人One and only

 

24/7 함께하고 싶어 난 어디든

24/7一緒にいたいんだ 僕はどこでも

 

半田龍臣

떨어지기 싫어

離れたくない

 

小波津志

But 늘 바쁜 너 때문에

Butいつも忙しい君のせいで

 

Mr. lonely yeah

 

WEESA

왜 나만 이렇게 널 기다려

どうして僕だけこうして君を待つの

 

이런 기분이 싫어  

こんな気分は嫌だ

 

I don't wanna be alone

 

小波津志

넌 같이 있을 때도 별스타 그램그램

君は一緒にいる時もインスタグラム

 

포스팅에 바뻐

投稿に忙しい

 

나와 잠시 Coffee time

僕と少しの間Coffee time

 

할 때만이라도 내게 좀 더

する時だけでも僕にもう少し

 

Focus babe 방금 올린 네

Focus babe 今アップした

 

사진 속에 왜 난 없는 건데

写真の中に何で僕がいないんだ

 

中西椋雅

What am I to you

 

도대체 난 네게 뭐니

一体僕は君にとって何だ


What am I to you

 

渡邉廉

넌 매일 바쁘잖아 내 맘을 흔들어 놓고

君は毎日忙しい 僕の心を揺さぶっておいて

 

내 맘이 너무 아프잖아 Woo girl (Woo girl)

僕の心が痛すぎるよ Woo girl

 

넌 매일 바쁘잖아

君は毎日忙しい

 

내 속을 태워놓고

僕の心を焦がしておいて

 

날 가둬놓고 넌 매일 매일

僕を閉じ込めておいて 君は毎日毎日

 

Hold up

 

다이아몬드보다 더 빛나는 나의 Babe

ダイヤモンドよりもっと輝く僕のBabe

 

너란 감옥 안에 갇혀 살아 나는 왜

君という監獄の中に閉じ込められた僕はなぜ

 

半田龍臣
Even tho' I got you

 

외로움에 갇혀

寂しさに閉じ込められる

 

이런 느낌 싫어 Achoo!!

こんな感覚 嫌だ Achoo!!

 

JIMMY

같이 있는 데도 따로 있는 느낌

同じ場所にいる時も別々にいる感じ

 

옆에 있는데도 Phone만 쳐다보는 눈빛

そばにいる時もPhoneだけ見つめる眼差し

 

투명 인간이 되어버린 나의 서러움이

透明人間になってしまった僕の悲しみが

 

폭발 직전 너 땜에 나 미쳐 Mad at ya

爆発寸前 君のせいでおかしくなる Mad at ya

 

中西椋雅

쉴 새 없이 울리는 너의 Phone phone

絶え間なく鳴る 君のPhone phone

 

잠시만이라도

少しの間だけでも

 

Put it airplane mode

 

WEESA

Baby 나와 있을 때만이라도

Baby 僕といる時だけでも

 

네 시선을 내게 줘

君の視線を僕にちょうだい

 

小波津志

Cuz I'm so into you my love

 

너도 알잖아

君も知ってるでしょ

 

How much I love you

 

半田龍臣

지금부터 온전히 내게만 줘 Your love

今から完全に僕だけにちょうだい Your love

 

渡邉廉

넌 매일 바쁘잖아 내 맘을 흔들어 놓고

君は毎日忙しい 僕の心を揺さぶっておいて

 

내 맘이 너무 아프잖아 Woo girl (Woo girl)

僕の心が痛すぎるよ Woo girl

 

넌 매일 바쁘잖아

君は毎日忙しい

 

내 속을 태워놓고

僕の心を焦がしておいて

 

날 가둬놓고 넌 매일 매일

僕を閉じ込めておいて 君は毎日毎日

 

 

넌 매일 매일 매일

君は毎日 毎日 毎日

 

I've been thinkin' bout' you

All day my love (Everyday everyday my love)

 

 

매일 매일 매일

毎日 毎日 毎日

 

JIMMY

널 기다리고 기다려

君を待っている

 

What's goin' on tell me babe

 

 

넌 매일 매일 매일

君は毎日 毎日 毎日

 

半田龍臣

넌 바쁘다는 핑계로 날 뒷전에 둬

君は忙しいという言い訳で僕を後回しにする

 

(Everyday everyday my love)

 

 

매일 매일 매일

毎日 毎日 毎日

 

WEESA

난 네 사랑에 목말라 24/7

僕は君の愛に渇望する24/7

 

京都市バス≦The Bus<<<<<<韓国のタクシー

Lay low, lay low, lay low. Baby, keep it lowkey.

Marineです。

 

6月は上半期の終わりかつ「プライドマンス」ということで良い機会かと思い、6月の最後に一本ブログを書こうと思っていたんですが、様々な不測の事態に対応を迫られてしまい、青写真を描いただけの状態で6月を終わらせてしまいました。

 

2023年の「プライドマンス」も終わりましたね。(まあここからも私のは続くんですが)今年も去年と特に変わった景色は見られず、いちクィアとして胸が痛めつけられるニュースが心なしか多かったような気がします。そんな私はと言いますと、最近は京都に2週間滞在していたりしました。

 

特に何をしに行ったというわけではないのですが、京都でのんびりとした時間を過ごすのは初めてだったので、見知らぬ土地で1人でうろうろする事の楽しさを噛み締めました。平日の朝から閑散とした街に出て、韓国語と英語が飛び交う異空間のような商店街を抜けてセレクトショップへ行ったり。何故か京都のMoMAショップでレインボーフラッグのピンバッジを買ったり。お目当てのすき焼き屋さんに入るため、気合を入れて開店と同時くらいに店前に行ったら店先にいた番台のおじさんが寝ていたので向かいの古着屋の中から様子を伺ったりしていた時間が楽しかったです。

 

京都滞在中は、気付けば一日26000歩くらい歩いていたのが何よりもの驚きでした。勿論疲れは溜まっていきますが、実際に歩いている時は「あたしって、無限に歩けるん…じゃない!?」とスター状態に突入できる街、それが京都の印象でした。歩いていて非常に楽しい場所。次回の京都旅行の時にも反芻したいので、以下に京都をぶらぶらしていて印象深かった点を挙げます。

 

道がまっすぐすぎる

道がまっすぐすぎる。いや、本当に、道がまっすぐすぎる。

まず最初に大阪の伊丹空港に着いてから、電車を乗り継いで烏丸御池まで行ったのですが、駅から出た瞬間にちょっと、あまりに道がまっすぐすぎて1人で笑ってしまったのを覚えています。初日は駅の出口から大通りに沿って歩きながらお目当てのお店を目指したのですが、一個角を曲がるまで「私って国立(東京の)に来たのかな?ここって大学通りじゃない?」と1人でツボっていました。

私が京都に行ったのが梅雨入り直前(a.k.a. 台風接近間近)の時期だったので、天気は良いものの、とにかく日差しが避けられない。KYOTOGRAPHIEをニアミスで逃してしまった為、アトリエを梯子する為に炎天下の中を歩き回ることはなかったのですが、八竹庵の周りをあてもなくぶらぶらするのにも日光が眩しくて眩しくてしょうがなかったです。バイオハザード5の神殿を思い出して1人でずっと笑っていました。あたしがクリスだよ。

バイオハザード5の神殿の光攻撃

道が平坦すぎる

京都が人を無限に歩かせる理由のうちの一つが、「道が平坦である」ことだと思います。京都に行く前は2週間ほど韓国にいたので、余計道の平坦さが際立って感じられたのもあると思いますが、とにかく歩くのも楽ですし、滞在中街を爆速で駆け抜けるチャリに何度轢かれかけたか分かりません。

途中で京都在住の友人(学生)と合流する予定だったので、その時にでも爆速チャリの話をしてやろうと思っていました。しかし、まずその友人が爆速チャリで登場したので、数ヶ月ぶりの会話が「お前もか!!!!!!!!!!!!」「え?」になってしまいました。友人によると、「京都はチャリ。あとバスを制するものは、京都を制する。」だそうです。この友人の家に居候している時、何となく「からしそばは…お好きですか?(バスケットはお好きですか?)」と聞いたら、「からしそばって何?」と言い出したので、急いで友人の初からしそば体験に付き合ったりしました。最早私が観光中なのか、友人が観光中なのか分かりませんでした。

 

京都市役所の建築の良さ

あまりに京都市役所の建物が好きだったので眺めていたら友人との待ち合わせに遅刻しましたが、友人はバスが遅延していたのでお互いトントンでした。京都のバスは基本時間通りに来ません。

ベスト建築は京都市京セラ美術館でしたが、ここはずっと憧れだったので、見れて良かったという感想に尽きます。運よくマリー・ローランサンの展示も見れたので、本当に満足でした。クィアネスを全面に押し出した絵画の空間と、その画家が生きていた時間、歴史を感じる事が出来てとても楽しかったです。

 

バスの運転が荒すぎる

前述の通り、京都在住の友人から「バスを制するものは、京都を制する。」とのお言葉を頂いたので、滞在2日目からバスを利用してみたのですが、これが人生の転機になるとは思いませんでした。

急発進、急停車は当たり前。まっすぐな道で最大限スピードを出せるゲームをしているのかな?もしかして、運転手さんはこのバスを最後に退勤されるんでしょうか?社内で最もスピードを出した人に送られる賞とかがあるんですかね?と言いたくなるほどの運転の荒さで、驚きを通り越して笑いが止まりませんでした。晴れの日も雨の日も変わらず運転が荒いんですよ。展示会でお邪魔したギャラリーの方にも「アメリカのThe Busを想起させる程のスピードの出し方と時間のルーズさで新鮮に驚いてしまうんです。」と熱弁してしまったのですが、めちゃくちゃ笑ってました。定番ネタなのでしょうか。「アメリカのThe Busと互角、韓国のタクシー以下かなあ」と思いながら、乗ってる間はずっと笑っていました。

 

それから京都みなみ会館で「眠る虫」と「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を観ました。どちらも観るのは2回目でした。受付のお姉さんがRina SawayamaのTシャツを着ていたので黙っていられず「あたし、真田広之も好きなんですけど...」と声をかけたり、「とっておきの映画あります」と書いてある表に出ていた立て看板が愛おしく、映画を選んでいる人たちの考えが伝わってくる場所があるものだなあと思ったり。平日の昼ということもあって、シアターには私1人だけだったけれど、この2本を観るのに最高の空間だった様に思います。映画と場所を結びつけるのも楽しいかも。これからは旅行先で積極的に映画を観ようと決めました。

 

「眠る虫」を2020年の夏に観てから、自分で街の雑踏を録音するようになったんですが、京都にいた時もそれに倣って色々と録音していたんです。喫茶店で雨宿りをしている時にトタンっぽい屋根で跳ね返る雨の音が綺麗だったのと、その時私は東京でシャネルのショーに出ている清水尋也とパクソジュンの事が頭から離れず気が気でなかったので、録音しながらクリームソーダ片手にぼーっとしていました。そろそろ、と思ってお手洗いに立っている間も録音を回していたのですが、帰ってきたら隣の人たちが「自分は多分人を好きにならないんだろうな、自分を偽っていたんだと思う。Aロマってやつ?この前気づいてさあ」という話をしていて。急いで録音を切ってクリームソーダの残りを啜りつつ涙を堪えましたが、自分は来るべき時に来るべき所に来たなあという気持ちになって嬉しかったです。このブログを書き終わったら音声のデータを消すので、ここに文字で残しておこうかなと思います。

 

京都は面白い街です。また来る時も1人で来ると思います。

実は今回の京都旅行は、台風接近により予約していた新幹線の運行が中止になり、私(秋葉原のMOGRAで開催されたLiar LiarでTL DIVAsと踊りたいのでどうしても東京に行きたい)は前述した友人(宝塚の好きな組の公演のS席を当てたのでどうしても東京に行きたい)と一緒に6時間京都駅に立ち往生した後、魔界のドラゴン夜光剣キーホルダーを5本購入し、その後新幹線車内で5時間スタンディングした後、無事TL DIVAsに「ブラッシュアップライフの塚地」として拍手で迎えられ、2時間クラブで踊り、TL DIVAsとすぱじろうでパスタを食べて、解散する、というMerry Bad Endを迎える訳ですが、その話は口頭でしたいのでここでは割愛します。ではまた、会える時までお元気で。

 

P.S.

今は1人でハワイにいるのですが、バイト先の近くにつんく♂とか来て楽しかったです。

All I Want For Christmas Is 紙チケ

2023年のクリスマスには紙チケが欲しいです。Marineです。

 

2023年に入ってもう1ヶ月が過ぎようとしていますが、私は2022年に逃げられなくしてからの置き去りにした筈の「多忙」成分を2023年に持ち込んでしまったので、1月が終わりかけている今、やっと色々とひと段落ついたような気がしています。

 

言ってしまえば、私は2022年に世間一般的に敬遠されてる「〇〇〇〇」(漢字四字)に翻弄されていて、思い出すだけで今でも心臓がヒリヒリするような焦燥感に駆られながら毎日を過ごしておりました。ある程度の人が経験する嫌なイベントって、かなりの確率で漢字四字の略称がある気がします。略すことで「こっちのモン」に出来た感出る気するし。何なら私は四文字の略称をさらに縮めてひらがな一文字とかにしていました。「『そ』を聴きにゆく」とか言って、石川啄木みたいになっていた。

 

かなり#shade な日々を送った期間が人生で最長記録を更新していたので、まず学術書から読めなくなり、長い動画が見れなくなり、Jay Parkのモンメ連呼曲とかが聴けなくなっていった結果、選ばれたのは折坂悠太とミツメでした。本当に人って疲れたら何も聴けなくなるんだな…!?と思った反面、自分なりの危険信号が分かったのはせめてもの収穫です。というかそれを収穫にするしかない。あと、未来の自分のために時間を割き過ぎて、自分の足元を自分に掬われまくって生活が危うくなったりもしてました。普段はとにかくピースな愛のバイブスでポジティブな感じでやっていこうと努めてたつもりだったんですが、「ミツメに混ざったSTUTSか?」という程の我が物顔で虚脱感と焦燥感が私の日常の中に居座るものだから、普通に困ってた。2022年を曲で表すと、折坂悠太の「旋毛からつま先」の終盤の(ワン・ツー!!!)が2日に1回、予告なしに私の元に借金取りの顔をしてやってきて私を追いかけ回している様子が一番適していると思います。

 

そんな中で何とか読めたのが、王谷晶さんの連載「40歳だけど大人になりたい」と、Twitterで回ってくるフォローしてる人達のまとまった文章だったので助かりました。今いる場所で何とか粘って考えている人達の文章を読むと力が湧いてくる事を知ったので、私もなんかそういう事が出来ればな〜と思ってこれを書いている次第です。あと今、自分が主に使っているTwitterがいつどうなるか分からないのも大きい。どうにかして好きなように文を書ける場所が一つは欲しいので、新しいプラットフォームに手を出しまくり、飽き、を繰り返しています。暗い気分の時にも読めるように、ここでは「軽快な文章を書く」をテーマにやって行きたいです。

 

そんなこんなでボロボロになっていた私の魂でしたが、私の地獄はあらかじめ終わりの見えていた地獄だったので、まだ良かった。その上、2023年が始まってすぐから春頃にかけて大好きだったアーティストの来日公演が立て続けに開催されるともなるとまあ大変。正直、自分の欲求を自ら封じ込めに行っていたせいで、去年一年でずっと追いかけていたアイドルの定期コンテンツなどからは完全に遠ざかってしまったのだけれど、それでもやっぱり音楽が好きだという気持ちは全然廃れませんでした。ありったけの理性と己の残された力を振り絞って、地獄が終わった頃から行けそうだなと目星を付けた現場には2022年のうちに全て申し込んでいました。これがやっぱり自分には一番効いたという実感がある。オタクだから。「現場は未来投資だよなぁ!?」って言いながら片っ端からチケットを取っていっていたせいで、2022年のうちに「まだチケットが取れてはいないけど、行くつもりの現場があるので予定を入れてはいけない」日が続出しましたが、それらの日をスケジュール帳でうまく可視化するというスキルを唯一会得しました。全力を懸けて持ち金を未来にBETした結果、すっからかんの銀行口座を抱き抱えつつ年を越し、年明け早々「地獄で華金」体験(RINA SAWAYAMAのライブ)にありつけたので本当に良かったです。そこからライブが2回ほど立て続けにあって、相互フォローしている方々とちらっとお会い出来る機会が続いて、と過去の自分が命からがら仕組んだ未来の攻防戦を一つずつ遂行していった結果、今はスローペースだけれども着実に「元気」に向かっていけている予感がしています。あと、「自分に適しているな」と思ったご縁は積極的に自分から大切にしていきたいなという気持ちを固くしました。俺はやる。やるよ。

 

そこで今回の問題提起に戻りたいんですが、やっぱり紙チケが欲しくありませんか?私は欲しい。紙の半券をスケジュール帳に貼るのがとてつもなく好きなんです。映画の半券をはじめとして何でもかんでも貼ってるせいで肥大したスケジュール帳を抱えていたら、この前友人から「貼り付けの夏彦」って京極夏彦の先祖みたいなあだ名つけられました。別に気にしない。本当に私はチケットを貼りたいから。電子チケットは儚すぎるから。あの入場時にスタッフの人が二本指で「シュッ────....はいどうぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ってするだけで終わる命。TENETと同じレベルの儚さを感じる。あと携帯のバッテリー寿命が瀕死な人間の事も考えて欲しい。電池が残り3%になるまで充電に踏み切れない人間には電子チケットはレベルが高い。10回に1回はトレカと間違えながらも、それでも尚私が定期券を電子にせず、敢えてカードで持ち堪えてるのが何故か知ってるか?携帯の電源落ちたら帰れなくなるのが怖いからですよ!!!

 

一難去ってまた一難と言うように、受難まみれの未来がすぐそこに待ち構えている事は予想がついているし、考えなきゃいけない事は山積みなのですが、それでも何とかやっていけるように今は自分のケアに専念したいと思います。ではまた、会える時までお元気で。


P.S.
「マッドマックス 怒りのデスロード」を観たら、めちゃくちゃ免許取得のモチベになりました。